株式会社ヒットメーカーインタビュー
ゲーム史に革命を起こした「WORLD CLUB Champion Football」シリーズ
アーケードゲームという分野で、ミドルウェアが果たす役割とは?
プラットフォーム
導入製品
CRI ADX / CRI Sofdec
押見: 実は今、近くのゲームセンターでWCCF(WORLD CLUB Champion Football SERIE A 2001-2002)をプレイして来たんですよ。アドバタイズのなかで、ウチのSofdecロゴがモニターに浮かび上がってきたのを見て驚いてしまいました。アーケードゲームでSofdecムービーってとても珍しいので…。
奥田: そうですよね~(笑)。アーケードゲームでSofdecなんて、ひと昔前では考えられなかったことですよね。アーケードゲームって持続力よりも瞬発力に特化して面白さをアピールしていくものですから、ムービーの出番ってそれほど多くなかったと思います。通りすがりの人がチラっと見て「あ、面白そう!」と思い、100円玉を入れてもらえるように作る。さらに、プレイした瞬間にアドレナリンがドバ~ッと出て「楽しい!」っていうのが基本ですから。家庭用ゲームとは目的もプロセスも違うものなんですよ。
押見: アドバタイズ(ゲームプレイ前、自動的に繰り返し再生されるオートデモ)ひとつとっても、家庭用と業務用では、目的が全然違いますよね。
奥田: はい。実はアーケード機でムービーを流すのって、ご法度のはずなんですよ(笑)。昔、先輩に「アーケードゲームというのは、アドバタイズを見たらゲームの全てが分かるように作らなければいけない。」って言われたこともありましたし。
押見: な、なるほど!たしかに、ムービーってゲーム画面じゃないですからね。家庭用ゲームの場合は、ムービーを多用することでイメージを定着させたり、世界観をアピールしたりするために使われていますが…。業務用ゲームの場合は違いますよね?
奥田: そうですね。そもそも業務用では、アドバタイズ中にそのゲームの遊び方説明をする、というのが通例なんです。WCCFでは、その通例を破ってムービーの使用に踏み切りました。そういう意味では、かなり珍しい作品だと思います。
押見: 「WCCF 2001-2002」の開発期間ってどれくらい掛かったんですか?
奥田: 約2年半です。ウチのアーケード作品って、だいたい平均して1年半で開発を終えるサイクルなんですけど、WCCFはかなり時間が掛かりました。それでも、いろいろと工夫して省力化を図ってきましたが…。省力化や効率化のなかでも効果が大きかったのは、やはりSofdecですね。
押見: と、言いますと?
奥田: WCCFのムービーシーンは、もともと、すべてリアルタイムポリゴンで表示していたんです。実際、初お披露目となったセガのプライベートショウの時にはポリゴンで作ったもので出展していました。
もともと「DERBY OWNERS CLUB」がポリゴンで表現していたために、その流れでWCCFもポリゴンになっていたんです。ただ、作業量等を考えて、ムービーの採用を決めました。
押見: グラフィッカーとプログラマーの負荷バランスを考えても、上手にムービーを取り入れていくことは重要ですよね。
奥田: そう思いますね。しかも、時間を見つけては「NAOMI」上でムービーを流す実験を繰り返していたので、わりとスムーズに進める事が出来ました。
笹木: ちなみに、ムービーコンテンツは御社内で作られたのですか?
奥田: タイトルムービーは全て、内部で作っています。試合の合間に流れるCMムービーについては外注しています。
2021年3月10日(水)、6月9日(水)
「Aeropoint GUI for RX」New Featureオンラインセミナー(ルネサス エレクトロニクス主催)
2021年1月20日(水)~1月22日(金)
2020年12月15日(火)
「Aeropoint GUI for RX」New Featureオンラインセミナー(ルネサス エレクトロニクス主催)2020年12月開催
2020年12月2日(水)~12月4日(金)
「CRI ADX LipSync」が実現する感動的なリップシンクー『ALTDEUS: Beyond Chronos』の魅力的なキャラクターの実在感について開発陣に訊く
MyDearest
「当たり前のこと」をCGキャラクターが表現するには?「THE IDOLM@STER MR ST@GE!!」でCRI ADX LipSyncが実現したスムーズなリップシンクについて開発者に訊く
バンダイナムコエンターテインメント
ジャンルが変わり物量が増えても『龍が如く7』は“声”でドラマを彩る—収録ボイス数はシリーズ最多の約53,000!妥協なきサウンド開発を支えたのは「CRI ADX2」だった
セガゲームス
【インタビュー】歴代サウンドディレクターに聞く!『戦国BASARA バトルパーティー』におけるユーザ目線のサウンド実装とは
カプコン
サーヴァント総数240騎、音源数約40,000個!
『FGO』のサウンドを支える「CRI ADX2」と効果音収録スタジオを初公開
2021年6月1日
IoTサイバーセキュリティ専門企業Terafenceと共同開発した「Vsecure」が沖縄の防衛施設に採用
~片方向通信アーキテクチャで監視カメラへの不正アクセスを完全に遮断~
2021年5月11日
デジタル展示会プラットフォーム「CRI DXExpo」が「Super City/Smart City OSAKA 2021」に採用決定
~来場者に直接アプローチできる「呼びかけ機能」が新たに搭載~
2021年4月20日
【ウェブテクノロジ社ニュースリリース】
ウェブテクノロジの画像軽量化ソリューション「SmartJPEG」が、コマースニジュウイチの新 EC プラットフォーム「ECo2」に標準搭載