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ニーア レプリカント/ニーア ゲシュタルト イメージ画像

『ドラッグ オン ドラグーン』のスタッフが再集結!PS3とXbox360で異なる主人公を描いた『ニーア レプリカント/ニーア ゲシュタルト』に迫る

プラットフォーム

PlayStation 3

導入製品

CRI ADX / CRI Sofdec / CRI Audio / ファイルマジックPRO

2010年5月18日インタビュー
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■ニーアの展望

———では『ニーア』の展望を聞かせてください。まずはダウンロードコンテンツを考えられているそうですね

横尾: 『ニーア』では、幾つかのコンテンツをまとめたセットを予定しています。内訳はコスチュームチェンジが2セット、ひたすらバトルを遊ぶ15面の新モード、追加のクエストやグラフィックが一部変わるオプションなどを統合したものです。先ほどあったように音楽もガラリと雰囲気を変えています。本編を楽しんでくれた方には満足いく内容だと思いますので楽しみにしていてください。

———『ニーア』の続編などは考えられているのでしょうか?

横尾: 機会があれば、ですね。今のところアイデアは全くありませんが(笑)。

齊藤: おっ。横尾さんは1作で飽きちゃう人だと思っていたので、意外な言葉です(笑)。どんなに満足がいくゲームが出来ても、暫くはもうやりたくないと言う開発者が多いので、次もやりたいとディレクターの口から出るのは、私もプロデューサー冥利に尽きますね。

———では齊藤さんは今後取り組みたいゲームなどはありますでしょうか?

齊藤: これは個人的な願望になりますが、いまソーシャルゲームや携帯ゲームなどにゲームの時間を割いている方が多いと思うんです。確かに新しいゲームの一つの形だと思いますが、コンソールゲームに使う時間がその分少なくなるわけですから、やっぱり悔しいですよね。でも、そのようなライトゲームからゲームを始める人やゲームをする時間が増えた人もきっと多いと思うので、そういう方に向けて「ああゲームって面白いんだ」と思って貰えるようなゲームを作りたいですね。

———それでは最後に毎回恒例になりますが、ゲームユーザーさんに一言と、同じゲーム開発者の方に一言ずつメッセージをいただけますでしょうか?

西村: サウンドを担当させていただいた者からすると、音楽も楽しんで欲しいですね。複数あるエンディングでもそれぞれ曲のミックスが異なりますので、全部見てもらいたいですね。開発者の方には、やはり開発は一人では出来ないものなので、何か思いついたら周りの人を巻き込んで実行していくのがいいんじゃないでしょうか。そうすると苦しい開発も楽しくできると思います。

北村: 『ニーア』は最近のゲームにしては、トライ&エラーで自分で攻略法を見つけていくような歯応えのあるゲームになっています。そこを楽しんで貰えればと思います。開発者の方へのメッセージとしては、自分を高めるのが必要じゃないかと思います。周りには色々と無茶を言う人が居ると思いますので、そういう無茶でも実現できるように努力すれば高みを目指せるかと思います(笑)。

片山氏
片山氏

片山: いつも手触り感や操作感を大事にして作っていますが、今回もストレスなく遊べるものになっていると思います。まずは触ってみてください。開発者の方には、ゲームはまだ可能性の大きなメディアだと思います。ぜひ一緒に色々と面白い事をやっていきましょう。

古林: 今回はCRIさんの助けもあって、非常に良い作品になっていますので、楽しんでもらえる自信のある作品になっています。同じ開発者の皆さんには、CRIのミドルウェアは凄く使いやすくて、無理難題も聞いてもらえますので、一緒に仕事をされる事をオススメします(笑)。悩んでいることも相談すると解決することもありますしね。日本のゲーム業界ではまだまだミドルウェアを使うというのは浸透していませんが、こういうものを積極的に使う事で逆に独自性を伸ばせると思います。ぜひどうぞ。

何ともシュールな光景・・・
何ともシュールな光景・・・

横尾: いつも同じ台詞ですが、あまり期待を持たずに、何も考えず買って、何も考えず遊んでみて、それで評価してもらえればと思います。業界の方にメッセージというと難しいですが、あまり頑張らないで下さい。どの作品もクオリティが上がって色々な所で疲弊しているので、もう少し手加減していただければと(笑)。僕のゲームはゲーム業界全体の端っこの方で暮らしているゲームだと思っていて、メインストリームがあってこそサブカルは光ると思うので、メインストリームの方は頑張って下さい。そうすることでニッチな人も生きる余地が出てきますので。

齊藤: 色々なところで言っていますが、『DQ』や『FF』は安心して遊べます。でもそれだけでは人は飽きてしまいますので、新しい試みにもチャレンジしていかなくてはならないと思います。新しいIPである『ニーア』はそうしたチャレンジで、さらに遊んで後悔させないレベルのゲームになっていると思いますので、ぜひ試して欲しいと思います。業界の方には、横尾さんのように好きな事をやれる環境を作る努力をしなければならないと思います。開発でこういう業界にいる以上、自分の作りたいものを作りたい。もちろん最初はやらされる立場ですが、自分の作りたいものを作れる立場になるために発言や行動を積み上げなければいけないと思います。そして、プロデューサーやプロジェクトマネージャーと呼ばれる人には、やりたい事をやるためには儲かるものも一本持っておくべきだと思います。儲かるものを持っていれば、それを原資に好きな事をやらせろと言えますので(笑)。ぜひ良いもの、作りたいものを作るために頑張っていきましょう。

———本日はありがとうございました!

スクウェア・エニックス本社にて

スクウェア・エニックス本社にて

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※当ページでは、ゲームニュース&コミュニティサイトiNSIDEにて掲載された記事をご紹介しています。

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