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ロード時間の劇的短縮!エイチーム『ダークラビリンス』が追求するサクサク感とリッチ化の両立

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2013年12月24日インタビュー
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———他に、開発で大変だったことはありますか?

嶋本:ゲームエンジンにはUnityを使用していて、実装面ではそこまで苦労した点はありませんでしたが、やはりモンスターの3Dグラフィックスの描きおこしでしょうか。また、モンスターの皮膚をリアルに見せるために、シェーダーを使用しているのですが、端末によっては動かないシェーダーなどの問題がありましたので、そこはあらかじめ意識してプログラムする必要がありました。

ラクジン 嶋本氏

ラクジン 嶋本氏

小倉:『ダークサマナー』のモンスターは、もともと2Dイラストなので、足が一部はみ出していたり、翼が半分隠れていたりと、縁から見切れているモンスターが多かったんです。そのままでは3Dモデルにできないため、まずモンスターを抽出するところからはじめました。また、新規描きおこしのモンスターはきちんと戦闘画面に収まるような仕様で発注しました。

———なるほど。

小倉:一方で人気の高いモンスターを出したいという要望もありましたが、クオリティの高いモンスターほど見切れているんですよね。かといって、こちらで勝手に描き足すわけにもいかず、除外しています。

———端末設定はどうされましたか?スマートフォンアプリでは皆さん苦労される点だと思いますが。

小倉:iOSではiPhone 4S以上で、iOS 5以降が推奨です。AndroidではAndroid 2.3以降としていますが、4.0以上を推奨しています。本当はiPhone 5以降推奨としたかったんですが、さすがに開発をスタートした段階では、iPhone 5Sが発売されていませんでしたので、無理でした。できるだけロースペックの端末でも動くようにすべきなのですが、悩ましいところですね。

酒井氏

酒井氏

■スマホゲームはサクサク感が一番重要

———今後こういったミドルウェアがあればという希望はありますか?

嶋本:『ダークラビリンス』で言えば、今回は使わなかったのですが、CRIさんにご紹介していただいた「CRI Sofdec2」のアルファムービーの活用は興味があります。バトルで特殊なスキルを使った時などの演出をリッチにしてくれそうです。

小倉:スマートフォンではサクサク感と派手な演出の両立が大切ですが、たいていどちらかが犠牲になりますので、そういったことがもっとミドルウェアで両立し易くできればいいですね。まずサクサク感、次におもしろさ、最後にグラフィックが派手という順番が重要だと思います。

———今後、挑戦してみたい技術や、注目されている技術はありますか?

小林:通信周りの高速化でしょうか? サクサク感を追求するうえで、一番ネックになる部分ですから。

小倉:自分は技術系の人間ではないので、プロデュース側の目線で言いますと、まずアイディアがあって、そこに技術がついてくるのが良いんだろうなあと思います。そのため折りにつけて「こんなことはできませんか?」と、また相談させてもらえれば嬉しいです。ただ、その中でもやはりスマートフォンゲームですから、サクサク遊ぶための技術に注目していきたいですね。

嶋本:自分も通信周りの技術は重要だと思っています。速度もさることながら、通信周りやサーバーのゲームフレームワークに興味がありますね。

———『ダークラビリンス』はスマホネイティブの3Dゲームということで、今のトレンドにピッタリあったタイトルになったと思いますが、次回作のイメージはありますか?

小倉:うーん、どうなんでしょう。ひとつは、いわゆるスーパーファミコンからセガサターン、プレイステーションといった、これまでのゲームの進化の中に、新しいヒントがあるかなとは思っています。今、そのあたりを研究しているところです。また、個人的にはギルドバトルをはじめとした、コミュニケーション要素の濃い遊びがあまり得意じゃなくて。つながっていても、一人で遊べるものを考えています。

———最後になりますが、開発者とユーザーと、それぞれに対して一言ずつコメントをお願いします。

小林:まず開発者の方へは、皆さん苦労されているとは思うんですが、良いゲームを作るために、お互い頑張りましょう。ユーザーさんに対しては、今後もっとサクサク遊べるように頑張りますので、ぜひ音楽と演出にこだわった本タイトルを楽しんでいただきたいですね。

小倉:ユーザーさんにですが、一度遊んで重いからやめたという人も、ぜひアップデートして遊び直してみてください。開発者の方々にですが、どうでしょうか? まだまだ、新しいゲームを作っていく必要があると思いますので、既存のアレンジだけではなくて、今までにないゲームをみんなで作っていければ良いなと思います。

嶋本:ユーザーさんの皆さん、これからもイベントなどで盛り上げていきますので、引き続き楽しみにしてください。開発者の皆さん、狭い業界ですので、どこかでお会いしたら、よろしくお願いします。一緒に盛り上げていきましょう。

———ありがとうございました。

CRI・ミドルウェアでは、スマートフォンアプリ開発の悩みを解決する「F2Pタイトル用ミドルウェアパッケージ」を用意しています。Unity、ネイティブ開発など様々な開発環境に対応しており、独自の音声圧縮コーデック、ファイルのパッキングによるダウンロードの高速化、ムービーの特殊再生の負荷軽減など、容量・演出面両方に貢献します。

試用は無料です。詳細は下記よりご覧ください。

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※当ページでは、ゲームニュース&コミュニティサイトiNSIDEにて掲載された記事をご紹介しています。

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