導入事例

デーモントライヴ イメージ画像

Unity×ミドルウェアでスマホアプリの表現の限界に挑戦!『デーモントライヴ』のサウンド・ムービー演出面のこだわり

プラットフォーム

iPhone/iPad

導入製品

CRI ADX2 / CRI Sofdec2

2013年4月10日インタビュー
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———今後の展開について教えてください。

山田:先ほども言いましたが、まずはユーザー間のレベルバランスを整えていきたいですね。初心者は初心者同士でとか、デーモンのレベル差がないようなマッチングするとか。より対戦に入りやすい環境を整えていきたいですね。

———なるほど。

山田:他にもユーザーさんが、デーモンを育てづらいなどの不満を感じられているところもあると思いますし。もっとモチベーションを高めるための工夫であるとか。また遊びの部分では、オンライン対戦という形ではないんだけど、対戦になっているとか。チームクランみたいな、チーム戦での対戦だとか。今後も月に1回くらいは大きなアップデートをしていきます。

———iOS以外の展開は考えられていますか?

山田:もちろん考えていますが、まだ決まっていません。

———海外版は?

山田:これも検討中です。時期は決まっていませんが、視野には入れていますし、意識もしています。もっとも、向こうで通用するコンテンツとは何か考えなくてはいけません。良い形で出せるようにしたいですね。

———今後ゲームで挑戦したい技術や内容はありますか?

山田:スマホで作るなら、やっぱり音声認識じゃないでしょうか。実は『シーマン』がすごく好きなんですよ。わかりやすい凄さって大事じゃないですか。せっかくスマホだし、普通の人が見てビックリしたり、面白がってもらえるようなものができればいいなと。

秋葉:うーん・・・。スマホって家庭用ゲーム機に比べて生活に結びついていますよね。電話ができるとか、ゲームができるとかじゃなくて、生活の一部として端末があるので。そういった中にゲームが入り込めたら良いなあと、漠然と思ったりします。

杉山:80年代ってコンソールよりもアーケードゲームの方がハイスペックでしたが、一方で「コンソールで、ここまでできる!」なんて言われ方もされましたよね。それと同じ関係が今、コンソールとモバイルであると思います。その上で今後はどんどんモバイルのスペックが上がっていくと思うんです。では次にどんなモノが出てくるか。それを楽しみにしています。僕らの想像しなかったモノが出てくるはずなんです。それにあったものを編み出していきたいなあと。

森田:私も同じですが、あえて付け加えれば、そういう技術にサウンドの立場から、いつまでも係わっていきたいですね。

———それでは最後に、ユーザーと開発者に向けて一言ずつお願いします。

山田:まず開発者の方へ向けてですが、自分としては何かカルチャーになるようなものを作っていきたいと思っています。せっかくスマホで、F2Pのゲームを作るからには、何かもっと面白いモノや、新しいモノ、もっとチャレンジなものを、業界全体でどんどん出していく必要があると思うんです。そうしないと市場が煮詰まってしまいます。僕らも必死こいて作りますから、みんなで市場を盛り上げていきましょう。

ユーザーの方には、『デーモントライヴ』は正直、まだまだこれからのコンテンツだと思っていますので、ぜひこの先を期待して見守っていただけるとありがたいです。

秋葉:開発者の方へですが、 Unityはプロだけでなくて、アマチュアも気軽にゲームが作れる、開かれた開発プラットフォームだと思います。ただしセガがそこに入って、同じ土俵で戦うからには、セガにしかできないクオリティのゲームを作る必要があります。本作ではその姿を見せられたんじゃないかなあ。コンシューマ出身だからこその、Unityの広がりを見せられたんじゃないかと思うんです。

ユーザーさんには、ぜひバトルを見てほしいですね。同時に6人までリアルタイムで通信バトルをiPhoneの3G回線でやるというのは大きな挑戦でしたが、なんとか世の中に見せられるところまでできました。グラフィックもかなりトップクオリティではないかと思います。そういうところを見てもらえれば、プログラマーとしては嬉しいですね。

杉山:開発者の方に向けては、セガがゲームを作り始めて数十年が立ちましたが、いつも時代のスペックを越えた、「早すぎた」ゲームをリリースしてきました。また、ユーザーの期待を良い意味で裏切るようなゲームも、たくさん作ってきました。ただ、そうした挑戦もUnityやCRIといった、しっかりした土台がであってこそです。今後もそうしたエンジンメーカーやミドルウェアメーカーの皆様と一緒に、いろいろやらせていただければと思います。ユーザーの皆さんには、今後も驚きと挑戦心のあるゲームをがんがん作っていきますので、楽しみにしてください。

森田:開発者の方へ対しては、『デーモントライヴ』の仕事がきて、開発中のゲームを見せてもらった時、非常にクオリティが高かったので、スマホアプリであることを意識せずに曲が作れました。純粋に世界観にあったものを、余計なことを考えずに作れたので良かったです。実際F2Pゲームのイメージを『デーモントライヴ』が大きく上げたと思うんです。ユーザーの皆さんには、グラフィックやゲームシステムと同じくらい、サウンドも自信がありますので、ぜひ一緒に楽しんでもらえればと思います。

———ありがとうございました。

「デーモントライヴ」で使用された「CRI ADX2」のインディーズ版、「CRI ADX2 LE」は下記URLより無償でダウンロードできます。

本インタビューに記載されているADX2独自の高圧縮コーデックも(Unity Pro使用の方のみ)使用でき、法人の方もADX2導入の試用版として無償で使えるようですので、試しにダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

「CRI ADX2 LE」ダウンロードページ

※当ページでは、ゲームニュース&コミュニティサイトiNSIDEにて掲載された記事をご紹介しています。

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