60曲以上収録…高音質でゲームを盛り上げる『乖離性ミリオンアーサー』の「音」。スクエニ岩野氏と開発担当のヘッドロックに訊いた
プラットフォーム
導入製品
CRI ADX2 / CRI Sofdec2 / ファイルマジックPRO
——:これだけ盛りだくさんのアプリなのにダウンロード時間があまり長い印象がありませんでした。やはり気を遣われたんですか。
岩野:そうですね。当初から「極力ダウンロード時間は無いように感じさせてほしい」ということをヘッドロックさんにはお願いしていました。開発中は毎週ヘッドロックさんと定例会議するのですが、毎週言っていました、「忘れないでください」って(笑)。
——:最初のダウンロード画面のあとに、チュートリアル画面に移ると思いますが、そこでダウンロードゲージが動いていましたよね。はじめは気づきませんでした。
秋山:スクエニさんからは「とにかくユーザーさんを待たせないでほしい」というオーダーをいただいていたので、チュートリアルの裏で読み込むというのは早い時期からありました。そのため、最初のダウンロードではゲームが動かせる最低限のものを読み込み、チュートリアルなどで本編のデータをダウンロードする形にしました。裏でのダウンロードには「ファイルマジックPRO」の機能を使っています。
——:私もチュートリアル後、そのまま本編に入ったことには驚きました。「チュートリアルが終わったあと、きっと何か大きな読み込みがあるに違いない!」と思っていたので(笑)。
一同:(笑)。
——:「ファイルマジックPRO」のパッキングツールは使用しましたか。
遠藤:使用しています。使い分けとしては、サウンドとムービーを「ファイルマジックPRO」の独自ファイル形式でパッキングして、画像やリソースに関してはアセットバンドル形式でダウンロードしています。
——:なるほど。タイトルについてですが、今後はどんなアップデートを考えていますか。
岩野:全てのコンテンツを消化したあとでも遊べる「エンドコンテンツ」として、対戦モードの実装を考えています。現在はボス(NPC)対プレイヤーという形ですが、それがプレイヤー対プレイヤーとなります。まずは1対1の対戦を考えていますが、後々4対4の団体戦もできるようにしたいと考えています。また、この対戦モードをベースに様々なバトル方法をイベントで展開していくことで、その都度遊び方がガラッと変わるような感じにして、それこそ全く違うゲームをプレイしているような感覚が味わえるようにしたいと思っています。
そのほか、4人のアーサー(主要キャラクター)の3Dモデルを着せ替えできるような施策も考えています。着替えることでアーサーの特徴が変わり、デッキに対するアーサーの影響が変わるなど……。たとえば、傭兵のようなシンプルなアタッカーデッキであれば、着替えることで回復機能が付与され、パラディンのような立ち回りになる、といった感じです。こうした仕組みを取り入れることで、よりデッキ構築の楽しみや役割分担の面白さが提供できるかと思います。もちろん、その分カードの種類も増やさないといけないため、全体的にボリュームを底上げしていきたいですね。
全体として、やはりユーザーさんの興味が向くような新体験を意識して開発に臨んでいきたいと思います。『乖離性』ではTCG+マルチプレイで新しいことにチャレンジしましたが、そこから先の対戦モードで“どういう体験をさせるのか”は課題であると思っています。このほか『乖離性』には4人のアーサーがいるため、それぞれキーカードが変わってくるぶん、「アーサー別ガチャ」なども用意して、プレイ・ガチャをひく納得感も上げていきたいと思っています。
遠藤:今回サウンドに携わらせていただきましたが、使用していない機能、面白い機能などが見つかってきましたので、今後『乖離性』で試していきたいと思います。つねに面白い表現については、挑戦していきたいですね。
秋山:『乖離性』は幸先の良いスタートを切らせていただきました。今後もスクエニさんのリクエストにできるだけ早く答えられる体制を作っていくほか、2015年は色々なアップデートや野望もあるので、それを心がけて開発に臨んでいきたいと思います。
——:本日はありがとうございました。
※当ページでは、ゲームニュース&コミュニティサイトSocial Game Infoにて掲載された記事をご紹介しています。
CRI ADX2 / CRI Sofdec2 / ファイルマジックPRO
2021年3月10日(水)、6月9日(水)
「Aeropoint GUI for RX」New Featureオンラインセミナー(ルネサス エレクトロニクス主催)
2021年1月20日(水)~1月22日(金)
2020年12月15日(火)
「Aeropoint GUI for RX」New Featureオンラインセミナー(ルネサス エレクトロニクス主催)2020年12月開催
2020年12月2日(水)~12月4日(金)
「CRI ADX LipSync」が実現する感動的なリップシンクー『ALTDEUS: Beyond Chronos』の魅力的なキャラクターの実在感について開発陣に訊く
MyDearest
「当たり前のこと」をCGキャラクターが表現するには?「THE IDOLM@STER MR ST@GE!!」でCRI ADX LipSyncが実現したスムーズなリップシンクについて開発者に訊く
バンダイナムコエンターテインメント
ジャンルが変わり物量が増えても『龍が如く7』は“声”でドラマを彩る—収録ボイス数はシリーズ最多の約53,000!妥協なきサウンド開発を支えたのは「CRI ADX2」だった
セガゲームス
【インタビュー】歴代サウンドディレクターに聞く!『戦国BASARA バトルパーティー』におけるユーザ目線のサウンド実装とは
カプコン
サーヴァント総数240騎、音源数約40,000個!
『FGO』のサウンドを支える「CRI ADX2」と効果音収録スタジオを初公開
2021年6月1日
IoTサイバーセキュリティ専門企業Terafenceと共同開発した「Vsecure」が沖縄の防衛施設に採用
~片方向通信アーキテクチャで監視カメラへの不正アクセスを完全に遮断~
2021年5月11日
デジタル展示会プラットフォーム「CRI DXExpo」が「Super City/Smart City OSAKA 2021」に採用決定
~来場者に直接アプローチできる「呼びかけ機能」が新たに搭載~
2021年4月20日
【ウェブテクノロジ社ニュースリリース】
ウェブテクノロジの画像軽量化ソリューション「SmartJPEG」が、コマースニジュウイチの新 EC プラットフォーム「ECo2」に標準搭載