株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都港区、取締役COO:野沢隆、以下CRI)は、PLAYSTATION®3、Xbox360、Wiiといった次世代ゲーム機およびPCに対応した、高音質・高機能・低負荷の統合オーディオソリューション『CRI Audio™ Ver.3』を発売致します。
『CRI Audio™』は、2006年6月1日に発売され、国内外を問わず、すでに数多くのゲームタイトル開発に実際に採用されている実績あるミドルウェアです。今回、ゲーム開発者から特に要望の多かった「ファイルシステム」や「ストリーミング再生機能」など、ゲーム開発を強力にサポートする新機能を追加し、新バージョンとして発売することになりました。
1,100作以上ものゲームタイトルに採用された当社の代表的なミドルウェア製品『CRI ADX™』。このADXの中でも、その使いやすさに定評のあるファイルシステムやストリーミング再生機能(※1)を大幅に強化し、新機能として『CRI Audio™ Ver.3』に搭載しました。
『CRI Audio™ Ver.3』は、ゲームに使用される大量のデータを圧縮してパッキングすることにより、読み込み時のシーク回数の削減を実現しました。また、貴重なディスクメディア上のスペースを節約し、より有効に活用できるようにもなります。さらに、独自のバッファ管理技術「D-BAS(ディー・バス= Dynamic Buffer Allocation System)」の導入により、ストリーミング読み込み時、最適なバッファ割り当てを動的に行うことが可能になりました。
(※1)「ストリーミング再生機能」:
従来、排他的にしか実行できなかったディスクメディアからの音楽再生とデータ読み込みが、並行にかつ独立・非同期に実行できるようになります。音楽データに限らず、グラフィックデータやプログラムなど、さまざまなデータが読み込み可能です。
データの圧縮とパッキング、そして、独自のバッファ管理技術により、『CRI Audio™ Ver.3』はデータ読み込みの大幅な高速化を実現しております。これにより、ゲーム開発の自由度が向上するだけでなく、「ナウ・ローディング(Now Loading)」表示のない、ゲームユーザにとってストレスの非常に少ない理想的なゲームを創ることが可能になります。
図1.「D-BAS」によるバッファ管理(概念図)
CRI・ミドルウェアは、多彩なミドルウェア製品群『CRIWARE®』を通じて、開発者の皆さまがコンテンツの中身の創造・制作に専念して頂けるような環境の実現をお約束致します。
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