株式会社ヒットメーカーインタビュー
ゲーム史に革命を起こした「WORLD CLUB Champion Football」シリーズ
アーケードゲームという分野で、ミドルウェアが果たす役割とは?
プラットフォーム
導入製品
CRI ADX / CRI Sofdec
奥田: WCCFは8人が同時にプレイできますが、さらに前方にモニターが2台あるので、全部で10台のNAOMIがメインPCとのアクセスを行うことになります。
押見: システム上、NAOMIとPCの関係はどうなっているんでしょうか?
渡辺: 基本的に、対戦の管理やゲームの処理などは、ほとんどPC側で行っています。NAOMIは主に画面表示まわりに特化した設計になっています。
押見: そうなんですか!? 本当に珍しいシステム設計ですね。前例がないですよね?
渡辺: そうですね、とても珍しいスタイルだと思います。しかも、WCCFって「UPS(Uninterruptible Power Systems=無停電電源装置)」を搭載しているんですよ!
押見: エッ! UPSですか?
渡辺: はい。停電の際はもちろんですが、実はアミューズメント施設でよく行われているのが「ブレーカー切り」なんですよね。閉店時などに、ブチッってブレーカーごと切られてしまうケースが実は多いんです。「きちんとシャットダウンしてから電源を落としてください。」と言ってもなかなか通用しないので、UPSを搭載しています。ですから、電源が切れると、シャットダウンプロセスが作動して、正常にシャットダウンされるようになっています。
奥田: その他にも、諸々お話できない部分もまだたくさんあるのですが、WCCFはネットワークゲーム的な要素を持っているといえますね。インターネットにこそ繋がっていませんが、WCCFというマシンの中でネットワークが存在するんです。
渡辺: 前例のないシステムを組み上げる、という意味では本当に大変でしたけどね。
奥田: でも、PCというのは、基本的に「何でもできるハード」なので、その点ではかなり作りやすかったともいえます。だって、PCってHDDもありますし、OSも載っているし、マルチタスクですからね。実際、WCCFは最大同時に8試合が並行処理されるわけですが、すべて1台のPCでマルチタスクで動いています。もしこれをシングルタスクでやれ、ってことになったら、途方にくれてしまいますよ(笑)。
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