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CRI Sofdec7

アミューズメント分野向けにチューニングを極めるムービーミドルウェア「CRI Sofdec7」

ゲーム業界を始め、アミューズメント分野でも多数の採用実績を持つ「CRI Sofdec7」。
遊技機のムービー演出に特化し、高画質であることはもちろん、多彩な演出が可能なムービー再生により、魅力的なタイトル制作を支援します。

対応プラットフォーム :

「CRI Sofdec7」の特長

1. 高画質なH.264ムービー

高圧縮動画コーデックH.264を遊技機向けにカスタマイズし、低負荷でメモリ効率の良い動画システムを実現しました。

CRI Sofdec7対応コーデック

2. ゼロレイテンシ再生

デコードレイテンシを最小にした独自形式のH.264ストリームを採用しており、実質的に遅延無しでの動画再生が可能です。

3. マルチストリーム再生

複数の動画ストリームを同時に再生することができます。ストリーム数はメモリの許す限り無制限に扱うことができます。

4. シーク再生・可変速再生・逆方向再生じて変化するインタラクティブサウンドを実現

任意の位置へのシーク再生が可能です。また、可変速再生(スロー再生、高速再生)、逆方向再生にも対応可能です。

画像効果

  • アルファムービー

アルファ値(256段階)を持つムービーを再生することができます。

  • アルファプラスムービー

加算合成とアルファ合成を1枚のムービーで実行することができます。本来2枚必要であったムービーを1枚にすることで、デコード負荷や容量を1/2に抑えることが可能です。

  • テクスチャムービー

ムービーの再生結果をポリゴンのテクスチャとして貼り込むことができます。

  • Zムービー

Z値(奥行き値)付きムービーをサポートします。リアルタイム3Dグラフィックスミドルウェア「CRI GT2」との連携により、ムービーとポリゴンを同一の3D空間上に配置して融合表示することができます。

モジュール構造

  • マルチプラットフォーム対応

Sofdec7を使用することでプラットフォームの違いを意識することなく、高度なビデオ再生機能をアプリケーションに組み込むことができます。

  • デコーダの抽象化

非同期ビデオデコーダ制御モジュールASVD(Asynchronous Video Decoder)を定義することでデコーダ部を抽象化し、様々なハードウェアに対しても柔軟に対応可能です。

ツール環境

  • 高画質なソフトウェアエンコーダ「Crispeee.x264」

業界標準で使用されているソフトウェアエンコーダ x264 をベースに、独自のエンコード手法を取り入れることにより高画質を追求。任意解像度への対応やアルファ(透過)情報の埋め込みなど柔軟性が高く高機能なソフトウェアエンコーダをご用意します。

  • プレビューツール

基本的なプレビュー機能を持ったPC用プレーヤーを用意しています。ご要望に応じて、実機上でのプレビューツールにも対応可能です。

  • AfterEffects用プラグイン

SofdecファイルをAfterEffectsに読み込んで再生するためのインポートプラグインを提供することができます。

オプション

  • オーディオ

業界標準で使用されているソフトウェアエンコーダ x264 をベースに、独自のエンコード手法を取り入れることにより高画質を追求。任意解像度への対応やアルファ(透過)情報の埋め込みなど柔軟性が高く高機能なソフトウェアエンコーダをご用意します。

  • 静止画圧縮機能

静止画をH.264形式でエンコードすることで、JPEGに比べてデータサイズを1/3 程度に圧縮することができます。また、連番静止画を動画形式でエンコードし、圧縮率をより高めることができます。

  • 立体視対応

一般にはデータ量が増大してしまう立体視向け多視差映像を効率良く圧縮する技術を保有しています。【特許取得済み】

仕様

■ 基本仕様

ファイル形式Sofdecファイル(弊社オリジナル形式)
ビデオストリームH.264ビデオ
フレームデータ形式YUV420形式
最大解像度H.264レベル5.1(1920×1080〜4096×2304)
圧縮率元素材に対して、0.1〜2.0%程度に圧縮可能(標準0.4%)
ビットレートVGA:200kbps〜4Mbps 程度(1Gbit=128MBのROMで最大80分記録可能)
XGA:600kbps〜11Mbps 程度(1Gbit=128MBのROMで最大30分記録可能)

■ 補足仕様

ゼロレイテンシ再生IPのみストリーム(Bピクチャ無し)を使用。デコードレイテンシを描画レイテンシの中に隠蔽。
※ファイルリード時間はデコードレイテンシとは別に考慮の必要あり。
同時再生可能なストリーム数標準は最大256本まで。実機のデコーダ性能にも依存。
アルファムービー8bitフルアルファ(256段階)。圧縮率重視の場合は3値アルファも可。
ZムービーZ値情報を12bit(4096段階)にマッピングして保持。Maya、XSIの出力形式に対応済み。

開発実績

アミューズメント機器向け開発実績

  • 各社VDP向けCRIWAREのポーティングおよび組込みサポート
  • 動画性能および3Dグラフィック性能の評価
  • 画像デバッグ向け録画システム(Caplan)開発
  • 画像演出制作支援ツール開発

その他開発実績

<各種プラグイン開発>

  • After Effects(Adobe)
    • インポーター開発(例:特殊フォーマット動画ファイル入力)
    • エクスポーター開発(例:LiveActアニメーションデータ出力)
    • お役立ち機能開発(例:一括リネーム/ループ/タイムリマップ等)
  • Maya / 3ds Max(Autodesk)
    • COLLADAエクスポーター開発
  • NUKE(The Foundry)
    • エクスポーター開発
  • DAW用VSTプラグイン
    • 動画プラグインの研究開発

<動画配信システム開発>

  • iPhone/iPad向け動画閲覧システム
  • HTTP Live Streaming(HLS)対応エンコーダー