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CRI DietCoder

高圧縮トランスコードシステム「CRI DietCoder」

・データ量を10分の1に

「CRI DietCoder」は画質劣化なしに、動画データサイズを10分 の1に圧縮するトランスコードシステムです。

(左)元動画=21.8Mbps (右)DietCoder圧縮=2.0Mbps

・同じデータ量なら画質向上

同じデータ量で出力した場合、標準の圧縮(エンコード)を行った場合と、「CRI DietCoder」では画質の差が出てきます。

(左)カメラの機能で圧縮した動画(256kbps) (右)DietCoderで圧縮した動画(256kbps)

最新情報

2024年10月9日

InterBEE 2024 に出展し、「CRI DietCoder」を展示・紹介しました。

導入方法について

・送信側導入ソリューション

データを端末側(に付加したハードウェア)にて圧縮することで、送信コスト/蓄積コスト/配信コストが減ります。

・サーバー側導入ソリューション

データをサーバー側にて圧縮することで、ハードウェア等を追加することなく、蓄積コスト/配信コストが減ります。

導入方法について

・コストダウン

データを圧縮することにより、送信コスト/蓄積コスト/配信コスト等を減らせます。

・見る人が楽に

データが小さくなりダウンロードやストリーミングの際の容量が減ることで、動画を見る人が楽になります。

※この技術を使ったWEB動画に特化したサービス「CRI LiveAct」はこちら

・高画質なので、画像認識にも対応

データサイズを圧縮しても、画質が変化しにくいため、画像認識・解析においても、高い認識率を保てます。

CRI DietCoderによる圧縮動画

CRI DietCoderを使用した動画圧縮のサンプルです。(1920×1080/30fps H.264 10Mbps)
1/2~1/3サイズ(2Mbps~5Mbps)に圧縮しても、オリジナル動画素材と変わらない画質を維持していることをご確認いただけます。

※この動画は高圧縮トランスコードシステム「CRI DietCoder」とブラウザ向け Web動画ミドルウェア「CRI LiveAct」を使っています。

仕様

対応コーデック 音声: AAC, MPEG-1 Audio Layer 2, PCM, その他各種
映像: H.264, H.265, MPEG-2 Video, VP9, その他各種
OS の標準機能で再生可能できるコーデックに幅広く対応しています。
対応コンテナ
(ファイル)
入力: AVI, M2TS, M2PS, VOB, MP4, MOV, MXF, BMP、TGA, カメラ
出力: M2TS, M2PS, MP4, HLS, Y4M, BDAV,DVD-VR
一般的な動画ファイルに標準対応しています。
その他放送業界で試用される MXFや、DVD Blu-rayディスクに記録されているファイル、また監視カメラからの直接ストリーミングにも対応しています。
転送プロトコル RSTP, UDP, TCP, HTTP
監視カメラで使用されている RTSP ストリームに標準対応しています。
ハードウェア支援 Intel Media SDK, NVENC
Intel チップセット搭載の PC であれば、ハードウェア支援による高速トランスコードが可能です。また、NVIDIA のグラフィックスchipによるハードウェア支援機能にも対応しています。
付加(追加)機能 顔認識, 動体検知, インターレース解除, ノイズ除去, リサイズ, 回転
AI 機能によりトランスコード時に顔認識や動体検知の結果を出力することができます(追加機能)。その他、一般的な画像処理も対応できます。

導入実績

海外拠点工場の生産状況を日本からリアルタイムで遠隔監視

株式会社日立ハイテク

株式会社日立ハイテクの、海外拠点工場の生産状況をネット経由で日本からリアルタイムで遠隔監視できる「スマートファクトリー事業」のコア技術にDietCoderが採用されました。
従来のシステムのような単なる遠隔監視ではなく、映像データを「小さく・軽く」処理するDietCoderをフル活用することで、圧倒的な「使いやすさ(管理運用のしやすさ)」、および大容量データである映像がネットを経由することで肥大化する「映像送出コストおよび映像伝送コスト」の大幅削減を可能にします。映像品質はもちろん、映像の伝送・保存・管理、そして閲覧や分析など、生産拠点工場の遠隔監視を「まるで現地にいるかのようなUX(ユーザー体験)」で行える仕組みを提供します。

2017年3月2日 ニュースリリース
CRIと日立ハイテクがスマートファクトリー向けIoTインフラ構築で提携
監視カメラ映像極限まで「小さく・軽く」、CRIの動画技術で実現

2020年7月8日 日立のプロジェクト事例に掲載
コロナ危機で工場にも「リモートワーク」の波
日立の「スマート工場」に高まる期待

医療動画を1/2に圧縮、画像ファイリングシステムに採用

株式会社ファインデックス

日本の国公立大学病院の7割以上のシェアを持つ、株式会社ファインデックスの画像ファイリングシステム「Claio(クライオ)」に、DietCoderを搭載した画像ファイリングシステムが採用されています。
従来は実現できなかった長時間録画や高速な映像転送によるスムーズな動画再生を可能にし、検査機器1台の画像データから大規模病院にある各診療科の自科検査のトータルファイリングまで、幅広い画像ファイリングを実現します。

2016年12月19日 ニュースリリース
CRI、ファインデックスと医療動画管理分野で戦略的提携
医療動画を1/2に圧縮、画像ファイリングシステムの提供を開始

導入にあたっての参考情報

防犯/監視システム
  • 容量サーバ側に一定期間蓄積が必要
  • 画質何かあった時に解析が必要
  • 通信細い回線でも対応したい

CRI DietCoderは画像解析できる画質を担保したまま、細い回線でも送れる通信量に圧縮して送付することで、今までの数分の1の容量にします。

車載カメラ
  • 容量サーバ側に一定期間蓄積が必要
  • 画質事故解析ができる必要
  • 通信移動中からの回線でも対応が必要

CRI DietCoderは画像解析できる画質を担保したまま、細い回線でも送れる通信量に圧縮軽量化。また、SDカード等のメモリ容量の削減も可能にします。

授業配信
  • 容量数多くの授業の保管が必要
  • 画質黒板等の文字が正確にわかる必要
  • 通信多人数でも負荷を減らす必要

CRI DietCoderは年間で数百~数千に及ぶ授業動画の大きなデータを板書の品質を担保しながら圧縮、軽量化。視聴側の待ち時間ストレス等も軽減します。

放送局
  • 容量数多くの素材の保管が必要
  • 画質放送に耐えられる品質が必要

CRI DietCoderは物理メディアでも有する多大な映像資産データを品質を維持したまま圧縮し、データの軽量化だけでなく、保管スペースも削減します。

VOD(配信システム)
  • 容量数多くの作品の保管が必要
  • 画質放送に耐えられる品質が必要
  • 配信多人数でも負荷を減らす必要

CRI DietCoderはスポーツ・映画・ドラマ・アニメ・LIVEなど、それぞれのジャンルに適した圧縮が可能です。品質を損なわない軽量化で、管理・配信コストを削減し、スムーズな視聴環境を実現します。

データ管理
  • 容量数多くの作品の保管が必要
  • 画質放送に耐えられる品質が必要

CRI DietCoderは品質優先・サイズ優先など、用途に適した圧縮を提供します。スペースを取る物理メディアからのデータ移行の際にも活用できます。

試用版申込み

CRI DietCoderを無償で試用いただけます(法人企業様のみ対象です。サポートも対応しています)。
下記フォームよりお申し込みください。

「Cloud Encoder」とは

ネクストスケープ社の「Cloud Encoder」に CRI DietCoder をご利用いただいています。「Cloud Encoder」はSaaS型のクラウドエンコーディングサービスです。クラウドでの提供のため エンコーディングのための機器の導入は不要となり、また、投入量に応じて自動的にスケールするため、導入コストを抑えたい、スポットで利用したい、などの幅広いニーズに対応しております。
詳細は下記のネクストスケープ社のサイトよりお問い合わせください。
https://www.nextscape.net/solutions/cloudEncoder

関連情報

GameBusiness.jpの連載ブログ『ありがとう、ブラックボックス!』にて、動画のトランスコードについての説明や、CRIのトランスコード技術についての記事を掲載しております。

【ありブラ vol.27】意外と知らない!?「トランスコード」でビジネスを成功に導く秘訣とは?(その1)
http://www.gamebusiness.jp/article/2015/11/20/11639.html

【ありブラ vol.28】意外と知らない!?「トランスコード」でビジネスを成功に導く秘訣とは?(その2)
http://www.gamebusiness.jp/article/2015/12/04/11691.html

【ありブラ vol.29】意外と知らない!?「トランスコード」でビジネスを成功に導く秘訣とは?(その3)
http://www.gamebusiness.jp/article/2015/12/18/11736.html

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