新年あけましておめでとうございます。
はじめに、1月1日の能登半島地震でお亡くなりになられた方々に心よりお悔やみ申し上げます。また、被災された皆さまの安全と一日も早い復興を心より祈念いたします。
2023年、世界が長かったコロナ禍から脱し、多くの事象が再発進を始めた年となりました。国内経済では株価が上昇した一方で、インフレと円安も急速に進みました。世界へと目を転じれば、ウクライナやイスラエルなど戦禍は止まらず、出口の見えぬ苦難は継続しています。
弊社にとっての2023年は平常を取り戻す回復の年となりました。赤字からのV字回復へ社員一丸となって取り組み、おかげ様で23期は増収増益を果たすことができました。昨年は弊社製品CRIWAREが搭載された自動車の年間生産が300万台を突破するという、うれしいトピックもありました。コミュニケーションのオンライン化はあらゆる分野で加速しており、弊社がゲーム業界で培った技術やサービスは、ゲームに留まらず自動車や家電などさまざまな分野で活用されています。
投資家、お取引先の皆さまには改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。
世界は半導体不足を経験し、生成AIなど新しい技術が登場して、大きな潮目の変化が訪れています。常に変化を続ける世の中のトレンドと技術革新のスピードにいち早く対応することが、開発の現場には求められています。こうした情勢を鑑みて、24期は「スピードアップ」をテーマに掲げ、組織体制も改編いたしました。課題の本質を捉え、ニーズに合わせた柔軟な対応が実現できる環境を整えて、オンラインコミュニケーションの世界に新風を吹き込む所存です。CRI・ミドルウェアはこれからも時代の変化に対応し、高い技術力をもった「100年企業」を目指してまいります。
本年も倍旧のご支援ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長 押見正雄