株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:押見正雄、証券コード:3698、以下「CRI」)は、本日、有限会社ツーファイブ(本社:東京都豊島区、代表取締役:溝口功、以下「ツーファイブ社」)の全株式を取得し完全子会社化することについて決議しましたので、お知らせいたします。
CRIは、主力である音声関連ミドルウェアと映像関連ミドルウェアをさまざまな分野の顧客ニーズに合ったかたちで製品化し、幅広く展開しております。主な対象分野として、スマートフォンゲームや家庭用ゲームをはじめ、カラオケ機器などのエンターテインメント分野、家電・IoT機器や医療ヘルスケア分野に展開しており、昨今は監視カメラやWeb動画といった、新たな分野へも事業領域を拡げております。また、子会社である株式会社ウェブテクノロジにおいては、ゲーム分野を中心に画像最適化ソリューションを幅広く展開しております。
ツーファイブ社の中心事業は音響制作であり、主にスマートフォンアプリのゲームや家庭用ゲーム機ソフトの音声制作を行っております。近年はセリフ付きゲームの需要が高まっており、ツーファイブ社の主な業務も、声優のキャスティングから、演出・収録・加工・編集・データ化までを総合的に手掛けるサウンド制作へと拡大しております。
この度、ツーファイブ社がグループ入りし、これまでCRIが行ってきたミドルウェアビジネスとツーファイブ社の音響制作事業が融合されることで、CRIグループはサウンドソリューションを上流から下流までワンストップで提供できることになります。ツーファイブ社が持つサウンド制作やコンテンツ制作などに関する現場の知見やノウハウをグループ内に取り込み、CRIの持っているテクノロジーを余すことなく活用することで、より高度で先進的なゲームサウンドを実現いたします。
また、ツーファイブ社としては、CRI製品やテクノロジーを活用することで、より効率的に高品質な音響制作が可能となり、CRIとしては、サウンド制作者を直接支援することで、現場のニーズや課題を早期に把握し、CRI製品の進化やテクノロジーの高度化に寄与すると考えております。
■株式会社CRI・ミドルウェア 代表取締役社長 押見正雄 コメント
「素晴らしいデジタルコンテンツをより多くの人に体験していただくこと、驚き・感動をより多くの人に伝えること、それがCRIの大きなミッションです。
この度、約30年にわたり「サウンド」に関する事業を手掛けてきたツーファイブ社をCRIグループに迎えることといたしました。サウンドへの強い思いやこだわりを持つ両社の強みを相互に活かし、さらに質の高いサービスを創出していくことを楽しみにしております。
CRIグループにツーファイブ社が加わることで、CRIの事業構造は質的転換点を迎えると言っても過言ではありません。ゲームサウンドを上流から下流までワンストップで支援できる体制が整い、CRIグループは、より幅広い事業展開を行っていけるものと考えております。また、ツーファイブ社を含めたサウンドスタジオ各社と、新規事業展開や中国などへの海外進出をともに行い、Win-Winな関係を構築し、日本のゲームオーディオ産業のさらなる成長に貢献してまいる所存です。」
【有限会社ツーファイブについて】
ツーファイブ社の中心事業は音響制作であり、主にスマートフォンアプリのゲームや家庭用ゲーム機ソフトの音声制作を行っております。かつては、BGMサウンド制作が中心でありましたが、近年はセリフ付きのゲーム音声の制作が中心となっております。声優をキャスティングし、演出、収録、加工、編集、データ化までをワンストップで手掛けることができる点がツーファイブ社の強みです。ツーファイブ社が音響制作を手掛けた代表作に、「GRANDIA」や「フラワーナイトガール」シリーズがあり、それ以外にも年間300作程度の音響制作に携わっています。
https://www.twofive.co.jp/
【株式会社CRI・ミドルウェアについて】
「音と映像で社会を豊かに」を企業理念として、主に音声・映像関連の研究開発を行い、その成果をミドルウェア製品ブランド「CRIWARE」として、ゲーム分野や組込み分野を中心にさまざまな分野に展開しています。CRIは、「CRIWARE」を通じて、ユーザビリティの向上、クオリティ向上のための技術やソリューションを提供し、開発者の皆様の課題解決をサポートするとともに、エンドユーザーのユーザビリティの向上をサポートしてまいります。
https://www.cri-mw.co.jp/
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