「CRI ADX7」は、マルチコアCPUを活用してソフトウェアによって複数の圧縮音声を再生する、アミューズメント機器向けサウンド再生ミドルウェアです。
ARM プロセッサ 1GHzで200音以上の同時発音に対応し、ダイナミックなサウンドを実現します。また、専用のハードウェアを必要としないため、サウンド関連のコスト削減が可能です。バリエーション豊かなサウンド演出が、異なるハードウェア向けに共通で制作できる、統合的な制作環境を提供します。
・サウンドチップ、サウンドROM、付帯回路が不要なので、部品コストを削減できます。
・ARM プロセッサ 1GHzで同時発音数200音を実現します。
・市販DAWと同等のGUIにより、再生パラメータを簡単に調整できます。
・チャンネルの制限がないので、音の割り当てミスを防ぐことができます。
・筐体スピーカでの出力調整が短時間で容易に、デザイナの意図通りにできます。
・1つの波形データに対してパラメータ設定でバリエーションを増やすことができます。
・状況によって変化する効果音や音楽を作成できます。(インタラクティブサウンド)
・データドリブン型システムなので、従来通りのデザイナ分業ができます。
直感的かつ操作性に優れたオーサリングツールで、エフェクト追加、パラメータ調整、ファイル管理が効率的・効果的に行えます。異なるハードウェアに共通で使える統合的なサウンド制作環境を実現します。
ARM プロセッサ 1GHzで、200音以上の同時発音を実現します。音を重ねることでダイナミックなサウンドを実現します。
ADX7の音響補正キットにより筐体の音響特性の手軽な測定ができ、最適な音響に補正します。筐体スピーカーのこもりがちな音を透明感のある輝く音に仕上げます。
インタラクティブサウンド機能「AISAC(アイザック)」により、「当たり」や盛り上がり状況に合わせて変わる効果音やBGMなど、アプリケーションの状況に応じてインタラクティブに変化するサウンドが手軽にデザインできます。
ADX7上で各種VSTプラグインの呼び出し・使用が可能です。
例:HRTFプラグインを利用した2スピーカーでのバーチャルサラウンドを実現する、など
使い慣れたツールで音のバリエーションが増やせます。また、作成した素材の管理も効率的に行えます。
独自の音声圧縮コーデックを搭載。高音質・高圧縮、かつ同等の圧縮率を持つコーデック(MP3、AACなど)と比べて極めて低いCPU負荷を実現します。突発的な不可変動が少なく、アプリケーションへの組み込みが容易です。
音声再生時に、フィルタ、リバーブ、ボリューム、ピッチシフトなどのパラメータで変化させた音をリアルタイム生成します。一つの波形データから多彩な音を生み出すことが可能です。
筐体の幅を超える音の響き・広がりを作ることが可能です。音の響き・広がり感をコントロールすることで、臨場感や気持ちよさを実現します。
アミューズメント機器向け開発実績
・各社VDP向けCRIWAREのポーティングおよび組込みサポート
・動画性能および3Dグラフィック性能の評価
・画像デバッグ向け録画システム(Caplan)開発
・画像演出制作支援ツール開発
その他開発実績
<各種プラグイン開発>
・After Effects(Adobe)
- インポーター開発(例:特殊フォーマット動画ファイル入力)
- エクスポーター開発(例:LiveActアニメーションデータ出力)
- お役立ち機能開発(例:一括リネーム/ループ/タイムリマップ等)
・Maya / 3ds Max(Autodesk)
- COLLADAエクスポーター開発
・NUKE(The Foundry)
- エクスポーター開発
・DAW用VSTプラグイン
- 動画プラグインの研究開発
<動画配信システム開発>
・iPhone/iPad向け動画閲覧システム
・HTTP Live Streaming(HLS)対応エンコーダー