ニュースリリース

2016年3月3日

CRI、慶應義塾大学医学部と「在宅医療支援システム構築プロジェクト」に関わる「治療方針決定支援システム」の特許を取得

株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 押見正雄、以下CRI)は、このたび、患者または医師が、複数の治療関係者からのセカンドオピニオンを容易に収集でき、かつ収集した意見をもとに治療方針を検討・決定できるITシステム、「治療方針決定支援システム」の特許を取得いたしました。「治療方針決定支援システム」は、CRIが慶應義塾大学医学部と推進する「在宅医療支援システム構築プロジェクト」に関わるシステムのひとつで、プロジェクト関係者との共同取得特許となります。

■取得特許の概要
出願番号:特願 2015-127439
発明の名称:治療方針決定支援システム
特許権者: 
鷲田直輝,伊藤 裕(慶應義塾大学医学部)
有限会社ソフィアインターナショナル,柴垣圭吾,市川 匠(医療法人明洋会柴垣医院)
株式会社CRI・ミドルウェア,鈴木泰山,福田 学

「治療方針決定支援システム」は、患者だけでなく、主治医や治療関係者(看護師・栄養士・臨床工学技士・ソーシャルワーカーなど)も、他の治療関係者や有識者からのセカンドオピニオンを募り、それをもとにそれぞれの治療方針を決定できるシステムです。システムは、患者情報を複数の治療関係者で共有する仕組みと、主治医が他の医師や有識者からセカンドオピニオンを収集する仕組みで構成されます。セカンドオピニオンは患者だけが必要とするものと考えられがちですが、主治医にとっても専門領域の有識者の意見を聴取することは重要です。治療がひとりの主治医の専門領域に収まるとは限らず、複数の医師を横断しなければ治療が困難な場合もあるためです。

CRIは、本特許をもとに、慶應義塾大学医学部と共同で、プロトタイプによる試験運用を行いながら、主に病院に向けた「治療方針決定支援システム」の実用化を目指しシステム開発を行ってまいります。また、それにより、在宅医療で治療にあたる患者と医師の双方が、治療方針に関するよりよい意思決定を負担なく行える環境の構築を目指します。

■「在宅医療支援システム構築プロジェクト」
患者に関する情報を、医療機関(病院や診療所)、患者・家族(介護者)、訪問看護師間で一元化し、共有できる環境の構築を目指しています。これにより、在宅医療の支援体制を発展させて、高齢化社会における患者負担、介護者負担、医療費高騰を抑制することを目的としています。

■ CRI・ミドルウェアの医療・ヘルスケア事業WEBサイト「CRIヘルスケア」
http://www.cri-healthcare.com/index.html

■ 関連ニュースリリース
CRI・ミドルウェア、慶應義塾大学医学部の「在宅医療支援システム」構築プロジェクトに参画
http://www.cri-mw.co.jp/newsrelease/2015/e78k1e0000002mr9.html

CRI・ミドルウェアは、ミドルウェア製品群「CRIWARE®」で培った
音声・映像・通信技術をベースに、医療機関・メーカーを超えた中立的な
立場から、医療・ヘルスケア分野におけるICTソリューションの、ユーザ
ビリティ向上に貢献します。


※「CRI」、「CRIWARE」、CRIヘルスケアロゴ、CRIWAREロゴは、
日本およびその他の国における株式会社CRI・ミドルウェアの商標または登録商標です。


本リリースに関するお問い合わせ先

担当:尾沢、伊勢田
E-mail: press@cri-mw.co.jp
URL: http://www.cri-mw.co.jp/

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