株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:押見正雄、東証マザーズ:証券コード 3698、以下CRI)の音声ミドルウェアが、矢崎エナジーシステム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:矢﨑航、以下矢崎エナジーシステム)のガス警報器に採用されました。
対象製品は、LPガス警報器アロッ子の最新モデルYF-434Gです。従来モデルはガス漏れ警報音がブザーでしたが、YF-434Gで音声ガイドに刷新されました。この音声への切り替えに、CRIの音声再生ミドルウェア「ピエゾD-Amp Driver®(ダンプドライバー)」が採用されました。ピエゾD-Amp Driverは、ブザー専用の仕組みでクリアな音声ガイドを再生することに成功したCRIの画期的な技術です。CRIはこの技術によって、「警報器のコストを上げずに安全性を高める音声ガイドを搭載したい。」という矢崎エナジーシステムの要望に応えました。
矢崎エナジーシステムの安全へのこだわり
音声ガイドへの切り替えの背景には、「ガス漏れ事故を撲滅するためには、ガスの遮断だけではなく、ガス漏れをユーザーに知らせることが重要な要素である」という、矢崎エナジーシステムの安全に対する想いがありました。昨今家庭には音を発する電気器具が増え、ガス警報器の警報が聞き取りづらく、またブザーでは他の電気器具と識別しづらくなっています。
まず、ブザーを音声ガイドに替えるコストによって警報器の価格が高くなることを避けなければなりませんでした。そこでさまざまな技術を検証した結果、従来のブザーの仕組みをほぼ変えずに音声ガイドを実現するCRIの音声ミドルウェアが採用されました。
また、矢崎エナジーシステムは警報音をブザーから音声に変えるだけでなく、聞き取りやすい音量と音質にこだわり、CRIと何度もテストを繰り返しました。その結果、音声がクリアで子供から高齢者にまでわかりやすい音声警報を実現しました。
ブザーの仕組みで音声ガイドを実現するCRIの音声再生技術
ピエゾD-Amp Driverは、従来はブザー専用である安価なピエゾスピーカー(圧電ブザー)を使って、音声ガイドを可能にする画期的な音声ミドルウェアです。通常のスピーカーを用いた場合と比べて5分の1~10分の1のコストで高音質な音声ガイドを実現します。ピエゾスピーカーは安価なうえに小型・薄型形状であるため、部品コストと回路面積の両方を低減できます。消費電力も小さく、電池駆動の製品への搭載が可能です。
ピエゾD-Amp Driverのメリット
・通常のスピーカーの1/5~1/10のコストでクリアな音声ガイドを実現
・回路面積が小さく小型製品でも音声ガイドを実現
・消費電力が小さく電池駆動の製品でも音声ガイドを実現
ピエゾスピーカー
ピエゾD-Amp Driver製品ページ
http://www.cri-mw.co.jp/product/embedded/dampdriver/index.html
昨今、家電や警報器など、身の回りにある機器では、操作性の向上として音声ガイドが注目されています。それは多機能化し複雑になった操作を高齢者や障がい者も含めて誰にでも使いやすくすることが目的です。とくに安全面で配慮が必要な製品には、音声ガイド機能の搭載が望ましいとされています※。
※一般財産法人 家電製品協会「家電製品における操作性向上のための音声案内に関するガイド」(2015年3月)より
CRIは、音声や動画をはじめとする多彩なツール&ミドルウェア製品群「CRIWARE」を通じて、ユーザビリティの向上、クオリティ向上のための技術やソリューションを提供いたします。開発者の皆様の課題解決をサポートするとともに、エンドユーザーのユーザビリティの向上をサポートしてまいります。
本リリースに関するお問い合わせ先 広報担当 E-mail: press@cri-mw.co.jp URL: http://www.cri-mw.co.jp/ |
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