ニュースリリース

2010年2月12日

東芝dynabook Qosmio(ビックカメラモデル)に採用、
H.264エンコード速度が5倍に!
H.264エンコーダ「CRI Elements Plug-in for TOSHIBA」 (Adobe Premiere プラグイン)

株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:鈴木久司、以下CRI)は、PC向け高速H.264エンコーダ『CRI Elements Plug-in for TOSHIBA』を、株式会社東芝向けに提供を開始致しました。『CRI Elements Plug-in for TOSHIBA』は2010年2月中旬に東芝より発売されるdynabook Qosmio V65/86LBI(ビックカメラオリジナルモデル)にバンドルされます。

図1. 「dynabook Qosmio V65/86LBI(ビックカメラオリジナルモデル)」製品写真

図1. 「dynabook Qosmio V65/86LBI(ビックカメラオリジナルモデル)」製品写真

『CRI Elements Plug-in for TOSHIBA』は、Adobe社のデジタルビデオ編集ソフト「Adobe Premiere® Elements 8」のプラグインとして動作します。従来、60秒のHD(High-Definition)素材をH.264エンコードするには約4分20秒かかっていました。『CRI Elements Plug-in for TOSHIBA』は「dynabook Qosmio」に搭載された「SpursEngine™」の機能を最大限に活用することで、素材の実時間よりも短い、約50秒という短時間で高速に処理することができます(当社計測、図2参照)。「Adobe Premiere Elements 8」標準のソフトウェアエンコーダと比較して、最大5倍以上の高速処理(※1)が可能です。
※1 性能比較は「dynabook Qosmio V65/86LBI」とほぼ同等の処理能力を持つ「dynabook Qosmio V65/88L」で実施。
(『CRI Elements Plug-in for TOSHIBA』はビックカメラモデルにのみ同梱されます。)

図2. エンコード時間の比較図

図2. エンコード時間の比較図

『CRI Elements Plug-in for TOSHIBA』を使うことで、HD映像を高速にエンコードできるため、映像編集・作成の自由度が大きく広がります。

CRIは、ゲーム業界で15年以上にわたり「映像」、「音声」、「ファイル圧縮・管理」技術などを研究開発し、各種ツール&ミドルウェア群として提供して参りました。「SpursEngine」の元となる高性能プロセッサ「Cell Broadband Engine™」(Cell/B.E)に対しても、2005年5月よりミドルウェアを提供しております。これまでに培ってきた動画技術やノウハウを活かし、『CRI Elements Plug-in for TOSHIBA』を開発いたしました。またSpursEngineパートナーズ会の一員として、SpursEngineの性能を最大限に引き出すためのソフトウェアの提供、SpursEngineをさまざまな情報機器に組み込む際のコンサルティングなども行っております。

■関連ニュースリリース
CRI・ミドルウェア、東芝SpursEngine向けミドルウェアに参入
 http://www.cri-mw.co.jp/newsrelease/2008/2nt4hm00000001u6.html

《SpursEngineについて》
SpursEngineは、Cell/B.E.の高性能マルチコア技術と東芝セミコンダクター社の映像処理技術を融合した、メディアストリーミング処理(画像処理、画像認識などのリアルタイム映像処理)に優れたコプロセッサ(ホストCPUと連携する補助プロセッサ)です。SPE(Synergistic Processor Element)を4個備え、効率的で柔軟な映像処理が可能で、メディア処理性能と低消費電力性の両立が要求される用途に向けて開発されております。

『CRI Elements Plug-in for TOSHIBA』仕様

■動作環境
 [対応ソフトウェア]
  ・Adobe Premiere Elements 8
 [対応OS]
  ・Windows 7
   32bit版 / 64bit版(32bitアプリとして動作)
 [対応PC]
  ・東芝 dynabook Qosmio V65/86LBI
 [必要なPC環境]
  ・PCの動作環境については、Adobe Premiereの動作環境に準じます。

■エクスポート可能なコンテナ形式とコーデック

 コンテナ形式  MP4
 ビデオコーデック  H.264
 オーディオコーデック  AAC
※MPEG-2の要素ストリーム出力にも対応しています。

■設定可能なビデオパラメータ

 コーデック  H.264  MPEG-2
 レートコントロール CBR / VBR
 フレームレート 23.976 / 24 / 25 / 29.97 /
30 / 50 / 59.94 / 60 fps
 画面縦横比 4:3 / 16:9
 解像度範囲 Min 320×240 (プログレッシブ)
Min 720×480 (インタレース)
Max 1920×1080
 ビットレート 192kbps ~ 50Mbps 192kbps ~ 45Mbps
 プロファイル&
 レベル
 Baseline Profile
  @Level 1.1-4.1
 Main   Profile
  @Level 1.1-4.1
 High  Profile
  @Level 1.1-4.1
 MP@ML
 MP@HL-1440
 MP@HL
 ピクチャ周期  IDR,I,Bについて指定が可能  I,Bについて指定が可能

■設定可能なオーディオパラメータ

 コーデック  AAC
 ビットレート  128kbps ~ 320kbps
 チャンネル数  ステレオ2ch、モノラル 1ch
 サンプリング周波数  24 / 32 / 44.1 / 48 / 96 kHz

【お問い合わせ先】
■「CRI Elements Plug-in for TOSHIBA」に関するお問い合わせ
http://www.cri-mw.co.jp/contact/hayabusa/

■「SpursEngine関連ソフトウェア」のカスタマイズ、バンドルに関するお問い合わせ
CRI・ミドルウェア お問い合わせフォーム
http://www.cri-mw.co.jp/contact/

■「CRI Elements Plug-in for TOSHIBA」関連ニュースリリース(「日経プレスリリース」上)
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=241145&lindID=1

CRI・ミドルウェアは、多彩なツール&ミドルウェア製品群『CRIWARE®』を通じて、法人の皆様から個人のお客様まで、よりクオリティの高いコンテンツ編集やソフトウェア制作をお手伝い致します。

※ dynabook Qosmio、SpursEngineは、株式会社東芝の商標または登録商標です。
※Adobe、Adobe Premiereは、アドビ システムズ社の米国ならびに他の国における商標または登録商標です。
※ Cell Broadband Engine 、Cell/B.E.は、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの商標です。
※ CRI・ミドルウェア、CRI・ミドルウェアロゴ、「CRIWARE」、「CRI Elements Plug-in for TOSHIBA」は、日本およびその他の国における株式会社CRI・ミドルウェアの商標または登録商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。


本リリースに関するお問い合わせ先

担当: 薮野、幅(はば)・小柳
E-mail: press@cri-mw.co.jp
URL: http://www.cri-mw.co.jp/

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