導入事例

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株式会社カプコンインタビュー
ADXとSofdecが、ゲーム開発者の手で進化する!
音と映像のマジック、究極の『アウトモデリスタ』ワールド

プラットフォーム

PlayStation2

導入製品

CRI ADX / CRI Sofdec

2002年10月1日インタビュー

モチはモチ屋、それが、ミドルウェアを選択する上での最大の基準

司会: はじめに、CRIのミドルウェアを使用することになった経緯について教えて下さい。

上山: 初めてCRIのミドルウェアを使ったタイトルというのは実は難しいんですね。これはウチの体制によるものなんですけど…。

押見: 難しいですよねー。思い返すと、初めてカプコンさんから頂いたお話っていうのが、確か、コードベロニカ(※1)だったんですよね。で、その時には、上山さんはノータッチでしたよね。

(※1)コードベロニカ: 「バイオハザード コード:ベロニカ」のこと。PS2とドリームキャストで発売された。詳しくはこちら

上山: そうです。別の担当者でしたね。

押見: 今となっては思い出話ですが、セガハード以外にミドルウェアを提供するのは初めてだったので、当時は本当にキツかったです。そのあと、5月の頭くらいに、初めて上山さんからご連絡頂いたんでしたっけ。上山さんは、どちらでウチのミドルウェアをお知りになったんですか?

上山: コードベロニカで知りました。ベロニカは第四開発部が開発を担当していたのですが、そこからCRIさんのミドルウェアの存在を聞きました。私が所属するソフトウェア技術部っていう部署は、各開発部からの要請を受けてお手伝いをする部署なんです。実際に私がCRIのミドルウェアに触れることになったのは、第一開発部の案件でした。当時、第一開発部は「格闘部署」といわれておりまして…(笑)。

山崎: そうそう、ひたすら「格闘」してましたね(笑)。当時、第一の方で、マルチストリームをしながらデータのロード等ができるライブラリが無いかどうか調べているところでした。最初、まさしくそういう話からスタートしていたんですよね。

上山: 当時、ドリームキャストとPS2で同じタイトルを同時発売する、という案件があったんです。ドリームキャストではすでにADXはたくさん使っていたので問題なかったのですが、それをPS2に持っていく時に、そのまま持っていきたいなぁ、と考えていたんです。

押見: そのタイトルって、『CAPCOM vs. SNK 2(※2)』ですよね?

(※2)CAPCOM vs. SNK 2: PS2とドリームキャストで発売された対戦格闘ゲーム。ネットワーク経由による対戦が可能。詳しくはこちら

上山: そうです。ちょうどゴールデンウィークのど真ん中の頃に…。

押見: 御社にデモにうかがったんですよね。

上山: あの時はありがとうございました。

押見: いえいえ、とんでもない。私もいろいろな会社さんでデモをさせていただくんですが、やっぱりデモの時に何らかの反応を示してくれるところは嬉しいですね。なかには、終始、シーーーーーーンと静まり返ってしまうような時もあって、困っちゃうこともあります。その点、御社でのデモは和気あいあいとして、楽しかったです(笑)。でも、そんな感じで綿密にやりとりさせて頂いたおかげで、本当に良い仕事ができたなぁ、と思っております。

上山: こちらこそ、ありがとうございました。

押見: 今考えると、あの頃は、PS2版のきちんとしたデモも用意できていなくて、DCのデモを中心に、ほんのちょっとだけPS2のデモを見せたぐらいでしたよね?

上山: それが、本当にはじまりでしたね。

司会: 弊社ミドルウェアの採用にあたっては、競合製品との比較などはされましたか?

上山: そうですね、いくつか既存のものを見てはみたんですけど、やはり、マルチストリーム機能が含まれているということが、一番大きかったですね。これが最大のメリットでした。たしかに他にも似たようなものはありましたけど…。

山崎: やっぱり、トータルのバランスが取れているっていうのが最大のメリットでしたね。ADXが一番使いやすかった、っていうのが本音です。

上山: 10年以上ゲームで鍛えられ続けている、っていうのは強いですよね。この信頼性は、なかなか他の会社さんは持っていらっしゃらないですから。

押見: ありがとうございます。言い換えれば、それしかやってこなかった、ってことでもあるんですけどね(笑)。ゲームタイトルを作りながら片手間にやっているわけではないので、いつの間にか、今のADXが確立されていた、って訳なんですよね。

上山: やっぱり、専門のものは専門の会社のものを、ってことですよね。

山崎: 「モチはモチ屋」ですよ!

上山: そうそう。それが、ミドルウェアを選択する上での最大の基準ですね(笑)。

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